5月11日、12日に開催されるWOWOW初のキャンプフェス【FUJI&SUN’19】。タイトル通り、富士山のふもとで行われる本フェスは、豊かな自然とともにライブ、スポーツ、野外シネマなど様々なエンタテインメントが盛りだくさんだ。出演アーティストも、ブラジル音楽の巨匠エルメート・パスコアール&グループや、竹原ピストル、林立夫with矢野顕子、WONK、Ovallなどジャンルや世代を超えたアーティストがラインナップされている。
そして、唯一無二のアーティストとして活躍を続けるCharaも、このフェスに出演することが発表された。様々なアーティストとコラボするなど、常にアップデートし続けるCharaに【FUJI&SUN’19】への意気込み、フェスの楽しみ方について話を聞いた。
―今回【FUJI&SUN’19】への出演が決定しましたが、毎年、様々なフェスに出演されて、いかがですか。
Chara:フェスって、まるで『夜のヒットスタジオ』みたいですよね。海外のアーティストもいたら、アイドルもいて、演歌もロックバンドもいて。音楽ってジャンル分けしがちだけど、音楽好きな人にとってジャンルって関係ないじゃない?私は色んな音楽が溢れている空間がすごく好きだし、フェスってすごく良いきっかけになる場所だなって思ってます。
―【FUJI&SUN’19】も、幅広いラインナップになっていますね。
Chara:ブラジルのマテウス・アサト・トリオとか、すごいですよね。普段、フェスとか行ったことないけど、マテウス目当てで来る人もいそう。
―最新アルバム『Baby Bump』でも、Kai Takahashi (LUCKY TAPES)、TENDRE、mabanuaなど様々なアーティストがサウンド・プロデューサーとして参加しています。幅広い世代のアーティストとコラボレーションすることを意識されているのでしょうか?
Chara:私はソロだから何の制約もないし、素晴らしい才能がある人がいたら「一緒にやらない?」って声を掛けるのは昔から普通にやっていました。それに今は、新しい音楽情報をチェックしやすくなりましたよね。私はアーティストのルーツを調べたり、掘っていくのが好きだから、すごく便利。昔は、ダウンロードもストリーミングもなかったから。それに東京にいなくても、自宅の機材ですごいの作る人もいますよね。そういう、すごいなって人がいたら「これ、みんな聴かない?」っていう役割もしたいなと思っていて。だって自分が好きな曲って、大好きな人に聴かせたくなるじゃない?そんなノリが、アルバムにも詰まってると思います。
―1月から2月にはリリースツアーもありました。ツアーの反響はいかがでしたか?
Chara:私のライブって、昔は女の子ばっかりだったんだけど、今回は子供連れとか、カップルとか世代が幅広かったですね。親子で楽しんでくれている光景は、ステージから見ていても美しかった。笑顔もいっぱい見れたし、なんかぐっときましたね。毎回ベストライブにしたいと思っているので、【FUJI&SUN’19】のような限られた出演時間でも、ベストライブにしたいなって思います。なんか、フェスって初対面のはずなのに、隣の人が初対面じゃないような感じがしない? 星空とか夕陽が落ちる瞬間とか、いつも見ている景色のはずなのに、音楽を共有して、みんな何かを求めてるって思うと、すっごいワクワクする。初めてのイベントだからスタッフの皆さんは大変だと思うけど。いっぱい調整しないといけないこともあるだろうし(笑)。でも今日という貴重な1日を、この自然の中で一緒に味わってるんだなって思うと、なんかすごくロマンティックなことだなって思います。
◎公演情報【FUJI&SUN’19】
2019年5月11日(土)、12日(日)
富士山こどもの国