マリンスポーツなどの臨場感あふれる体験を高画質で撮影したい。そんな願いをかなえてくれる、カメラ付き水中ゴーグル「スイミングゴーグルフルHDカメラ」が、パソコン関連機器等を取り扱うサンコー(東京都千代田区)から発売された。
500万画素のCMOSセンサーを採用したカメラを内蔵しており、画角は135度と、見たままに近い広角映像での撮影ができる。1080P(1920×1080 30fps)、720P(1280×720 60fps)の動画撮影ならびに2048×1536ピクセル(QXGA)の解像度で写真撮影も可能だ。防水の仕様は水深3メートルまで。同社のオンラインショップでは、図解入りの日本語マニュアル(PDF)も提供されている。
同製品は、カメラを取り付けたことで水中ゴーグルのデザインを損なわないよう一体感を持たせたモデル。重さは173グラムで、ふつうのゴーグルと同じように装着できる。見た目もそれほどゴツゴツしていないところが良い。
ゴーグルの右目横部分には、カメラと動画および写真撮影用のボタン、microSD/SDHCカードに対応した記録メディア用のスロットを備えている。バイブレーション機能とLEDランプの点灯とを組み合わせたサインによって、動作状況を把握できるため、その都度ボタンを確認しなくても済むようになっている。
対応OSは、Windows8/7/Vista、Mac OS 10.7以上。ファイル形式は、動画がMOV(H.264)、写真はJPGE。バッテリー持続時間は約1.5時間。インターフェースにUSB2.0端子を備えており、USB接続で充電する。またPCと接続することでWEBカメラとしても使用できる。
同社によると、一般的な小型カメラの場合、少し動いただけでも全体の画像が激しく動くため、酔いやすい映像になってしまうが、このゴーグルは広角で撮れるため、こうした見づらさを回避できるのだという。
商品を紹介しているWEBページでは、バスタブや海に浸けて撮影した映像を公開しており、蛇口から流れる水の泡や波、海と空との境目などが奇麗に映し出されているのが確認できる。
海の中で目の前に広がる美しい風景や川で魚を採る瞬間、水上バイクやサーフィン、ラフティングといったウォータースポーツならではの迫力満点な体験など、これまでとは一味違った角度から、夏の思い出を切り取ってみてはいかがだろうか。