今週の洋楽まとめニュースは、現地時間2017年2月26日に、米カリフォルニア・ドルビー・シアターにて開催された【第89回アカデミー賞】の話題から。1997年の『タイタニック』に並ぶ史上最多14ノミネートされていた『ラ・ラ・ランド』は惜しくも<作品賞>は逃したが<主演女優賞>、<監督賞>をはじめ、最多6部門を受賞。注目の<作品賞>は『ムーンライト』が獲得となったが、受賞作発表の際に封筒を渡し間違えるというハプニングも起き一時会場は騒然となった。また、授賞式でパフォーマンスを行ったJ・ティンバーレイク、スティング、J・ミッチェルらの楽曲の売り上げが前日に比べ約206%の伸びを見せた。
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J・ティンバーレイク/スティング/J・ミッチェルら、【第89回アカデミー賞】パフォーマンスで売上増
続いては、2017年2月27日に発表となった【第31回日本ゴールドディスク大賞】について。昨年メンバーの一人であるカミラ・カベロが脱退し、4人となったフィフス・ハーモニーが、洋楽部門において、<ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー>、<ベスト3ニュー・アーティスト>、<ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード>の最多3部門に輝いた。また、K-POP界からはBIGBANGが<ベスト・エイジアン・アーティスト>を初受賞し、その他<アルバム・オブ・ザ・イヤー>(アジア)を含む5冠を達成した。なお、両アーティストとも来日が決まっており、フィフス・ハーモニーは今月開催の【ポップスプリング2017】への出演、BIGBANGは5月から6月にかけてスペシャルファンイベント【BIGBANG SPECIAL EVENT 2017】を開催する予定だ。
フィフス・ハーモニー、第31回日本ゴールドディスク大賞洋楽部門で3冠
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さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートは、エド・シーランの「シェイプ・オブ・ユー」が、通算5週目の首位獲得を果たした。主要各国でNo.1を獲得している「シェイプ・オブ・ユー」。先週は【第59回グラミー賞】のパフォーマンス効果でポイントアップしたが、2月22日に開催された【ブリット・アワード2017】でもこの曲が披露されたので、おそらく、次週はアワード効果で6週目のNo.1を獲得するだろう。また、新作『÷(ディバイド)』も3月3日にリリースとなり、新曲「イレイサー」のライブ・バージョンを公開した。今週末には日本でのテレビ出演も予定されているため、米チャートのみならず日本の洋楽チャートでの動きにも注目だ。
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そして、今週のBillboard JAPAN洋楽チャートは、オースティン・マホーンの「ダーティ・ワーク」が、ブルゾンちえみの話題ネタ効果で、2週目の1位となった。「ダーティ・ワーク」は、先週に引き続き、3指標で洋楽勢TOPをマークしたほか、今週はエアプレイ・チャートで急伸したことをうけ、前週からさらにポイントを積み上げ、1位をキープする結果に。同曲を使ったネタで人気沸騰中のブルゾンちえみが連日メディアを賑わせていることもあり、次週も首位をキープする可能性は高いが、【アカデミー賞】で『ラ・ラ・ランド』が音楽2部門を制覇したことや今週金曜日エド・シーランのニュー・アルバム『÷』(ディバイド)が遂にリリースされることもあり、次週の首位争いは波乱となりそうだ。
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替わって、今週の米ビルボード・アルバム・チャートは、米アトランタ出身の人気ラッパー、フューチャーの新作『フューチャー』がNo.1デビューを果たした。ドレイクやリアーナをはじめ、人気アーティストの作品に引っ張りだこのフューチャー。自身のアルバムもデビュー作から全作がTOP10入りを果たしていている。本作は、自身がゲスト参加したマルーン5の新曲「コールド」がリリースされた2月14日にサプライズ告知され、3日後の17日にリリースされた、通算5作目のスタジオ・アルバムだ。セールスは6万枚程度だが、ストリーミングが好調で、累計14万枚を超える初動枚数を獲得し、2位以下と大きく差をつけ1位に初登場となった。
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