※写真はイメージです(AERA 2019年4月22日号より)
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 東京五輪開催でマンション価格の高騰が話題になる中、いつマンションを購入すべきか。消費者の昨今の傾向とマンションを選ぶ際のポイントについて、住宅・不動産アドバイザーで、『マンション大全』著者の三井健太さんは次のようにアドバイスする。

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 投資目的で購入する人は別として、自分が住むためのマンションを買うのであれば、買える環境にあって、買いたいと思ったときが、その人の買い時です。

 なかには、2020年の東京五輪後に景気が後退して、マンション価格も下がるはずだから、それまで待ったほうがいいという人がいますが、そんなことはありません。新築マンションの価格は土地の仕入れ費用、建築費、経費などによって決まりますが、どれも下がりようがないのです。

 インバウンド需要などによるホテル建設が盛んで、地価を押し上げています。五輪後も再開発案件が目白押しで、ゼネコンが安値受注に走るような環境ではなく、建築費も下がりません。分譲会社の経費もそう簡単には削減できない環境です。

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