と、同社広報部。生前見積書があれば死後、同社による引き継ぎもスムーズに。ただし同社が取り扱う商品を無料で鑑定するコレクター向けサービス。見積もりができる品目は、漫画、アニメキャラクターグッズ、ブリキやプラモデル、怪獣人形や超合金などの古い玩具、鉄道・車関連アイテムなどの中で「特に付加価値がついたものや市場評価の高いもの」が対象となっている。
「お宝発掘や、生前整理のサービスと混同されることもありますが、コレクションの価値をある程度わかっている人が、その価値を再確認するための、まったく別のサービスとお考えください」(同社広報部)
マニアなコレクターにとっては垂涎のサービスだが、たまたま押し入れから出てきた古い品物を「これ、いくらになりますか?」と持ち込んでも、価値がつかず見積書が出ないケースもあるという。
さっそく自分も周りを見回してみたが、死後の行方を心配するような、価値あるコレクションは皆無。コレクター体質がある夫の持ち物もこっそり見てみたものの、コレクションと呼べるのはギターなどの楽器と、大きな荷物を持って帰るときにお店でくれるプラスチックの取っ手が100本近く。まんだらけの商品リストには、どちらもない。残念。(ライター・福光恵)