1973年のデビュー以来、世界中を熱狂させたロックバンド・クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリー。45歳で死去した彼の「真実」を描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」公開を機に、合計7回の来日で警護に当たったボディーガードが秘蔵写真を公開し、偉才の素顔を明かした!
【写真特集】ボディーガードが明かす素顔!来日時の秘蔵写真はこちら(8枚)
* * *
「私は剣道をやっていて、インターハイの団体で優勝したことがあります。それを伝えたら、フレディさんは一目置いてくれました」
と語るのは、警備会社の東京パトロール代表取締役・伊丹久夫さん。75年4月の初来日公演以来、公私7度の来日に際して、フレディのボディーガードを務めた。
「メンバーそれぞれに1人ずつボディーガードをつけて対応しました。フレディさんは大の買い物好き。招き猫の置物が欲しいと言うので店に案内したら、『違う! 私の欲しいのは芸術性の高いアンティークだ』と叱られました。青山の骨董通りや成城にいい品があると聞きお連れしたんですが、違うと言われ続けました。後に京都のある店で、『これだ!』と満面の笑みで購入されました。
日本の美術に精通していて、九谷焼や浮世絵に興味を持っていましたね。200万円の値のついた浮世絵を前にして『イターミ、これは本物か?』と聞くんです。私にわかるはずもないのに。