林:土屋アンナちゃんもほんとにきれいだった。

蜷川:面倒くさい女が好きなんですよ(笑)。ちょっとやんちゃな子が好き。

林:2作目で沢尻エリカさんを主演にしたときも、みんな「えっ!」って感じでしたけど。

蜷川:映画の前に彼女とは(写真の)撮影で一緒になったことがあるんですが、私も「えっ!」と思うことはあったな(笑)。でも、あの役は絶対彼女しかできないと思いました。本当いい子なんですよ。

林:3作目は決まってるんですか。

蜷川:今、キャスティングの最後の詰めをしていて、それが決まれば来年には撮り始めると思うんですけど。

林:主演の方は、やっぱりちょっとややこしい人ですか。

蜷川:そうですね。ややこしいと思います。

林:誰だろう。楽しみにしています。もしチョイ役がありましたら、ぜひ私を。

蜷川:ほんとですか。ぜひぜひ!!

林:斎藤工さんも、蜷川さんの写真がブレークの一因になった気がする。あのエッチっぽい感じを引き出して。

蜷川:女の人だって素敵な男性を見たいけど、男性と女性でグッとくるポイントが違うじゃないですか。よく「いいパンチラ」と「見せすぎなパンチラ」とか言いますが、それって男性にしかわからない微妙なところですよね。その逆が私たちにもあって、手の血管が好きとか……。

林:はい、わかります。

蜷川:そのへんを感情移入して撮ったら、みんなが見たいものになると思ったんです。あと、男性のカメラマンばっかりいい思いをしてズルくない?と思って(笑)。男性カメラマンって女優さんやモデルさんと付き合ってるじゃないですか。「私もこんなに頑張ってるんだからいい思いをしたい」と思って始めたのが、男の子のグラビアっぽい写真シリーズなんです(笑)。

林:いい思い、できました?

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