逮捕から45日目、元プロ野球選手の清原和博被告(48)が3月17日、ようやく保釈された。保釈保証金は500万円。持病の糖尿病治療を理由に、清原被告を乗せたシルバーのワゴン車は、警視庁本部から医療機関へと直行した。
「マスコミを避けるためにも、その後、精神科病院に長期入院する可能性が高い。公判まで2カ月もあるので、薬物への強烈な欲求を抑えられるような環境に身を置くことが重要。量刑は懲役1年6カ月、初犯なので3年の執行猶予が付く見込みです」(薬物問題に詳しいジャーナリスト)
再犯率が高いとされる覚醒剤事件だが、清原被告も再び薬物に手を染める恐れはないのだろうか。
「有名人であることが幸いするのではないか。清原のことは警察も当分の間マークする。薬物を売りつけたらヤバい人間のことを“ヤクネタ”というんだけど、数年は売人のほうから寄り付くことはないだろう。この間の報道を見ても、球界関係者たちは清原を見捨てるようなコメントはしていないし、何とか立ち直れるのではないか」(同前)
しかし、昭和大学医学部精神医学教室の岩波明教授は「楽観視はできない」と指摘する。