人気アイドルグループ「Sexy Zone」のメンバーとして、また俳優としても活躍中の中島健人さん。英語の切り返しの速さ、発音のよさは秀逸だ。中島さん流の英語への関わり方とは? 「AERA English 2018 Autumn & Winter」(朝日新聞出版)のインタビューから、一部を抜粋してお届けする。
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一番好きな英語の言葉は? そう問われると、多くの人は一瞬考え込む。だが、この人は迷わない。インタビュアーの目を見つめ、即答した。
“I will love you forever.”
“I’m always thinking about you.”
ファンならずとも卒倒しそうだ。サービス精神旺盛、王子キャラ、天性のアイドル、それが「ケンティー」こと中島健人さんだ。
Sexy Zoneには、英語が堪能なマリウス葉さんがいる。テレビやラジオで「マリウス先生」にメンバーが英語を教わることもあるが、中島さんの切り返しの速さ、発音のよさは秀逸だ。英語学習歴は長いのだろうか?
「僕と英語の関係には、愛を注ぐ蜜月期と、なんとなく距離ができる倦怠期があるんですよね」
蜜月期と倦怠期……ファンの間で「ケンティーワールド」と呼ばれる独特の表現で、中島さんは英語への思いを語ってくれた。
「小学生のとき、同じクラスにオーストラリア人の友だちがいたんです。彼が海外の人と英語で話している姿を見て、日本語ではない言葉が飛び交う時間に魅力を感じました。僕もナイショ話を英語でしてみたいなぁって思ったんです。みんなが理解できない言葉でこそこそ話しているのが楽しかった」
それが最初の蜜月期。小学4年生で英会話を習い始めるが、1年と続かなかった。
「ネイティブスピーカーの先生が、いつもつまらなそうだったんです」
と残念そうに振り返る。中学生になって英語の授業が始まると、また倦怠期が始まる。理由は、文法を習う意味がわからなかったから。