今回は4人の子どもたちそれぞれが、小学生時代にハマった思い出の本をご紹介します。
■『少年探偵1 怪人二十面相』
江戸川乱歩/著(ポプラ文庫クラシック)
長男が小6のときにハマった本。当時中学受験を目前に控えた長男が手に取り、夢中に。心配になって塾の先生に相談したほどです(笑)。「ストレス発散にもなるだろうからそのまま読ませてください」という言葉を信じ、そのまま読ませました。
■『ハリーポッターと賢者の石1』
J.K.ローリング/作 松岡佑子/訳(静山社)
次男が小学1年生のときに発売になった思い出の本。このシリーズはとくに次男がお気に入りでした。当時、電車で15分ぐらいの小学校に通っていたのですが、電車の行き帰り、休み時間と、毎日繰り返し読んでいましたね。なかでも1巻が大好きで、40~50回読んだようです。
■『西遊記<上・中・下>』
呉承恩/作 伊藤貴麿/編訳 吉岡堅二/イラスト
(岩波少年文庫)
はじめ、『そんごくう』という児童文学を読んでハマり、その後「西遊記」に。三男が3年生のときは、「西遊記」一色でした。「もっと詳しい話を読みたい」と言われ、大人用の「西遊記」も読ませました。本書はたくさんのシリーズのうち、真ん中あたりに読んだ本。
■『黒魔女さんが通る!!シリーズ』
石崎洋司/作 藤田香/絵(講談社青い鳥文庫)
娘が3、4年生のときに夢中になっていたシリーズ。黒魔女と女の子、クラスメートが織りなす大人気コメディー。上の3人の息子たちは見向きもしなかった本にハマる娘を見て、「やっぱり女の子なんだなあ」と(笑)。黒魔女さんシリーズはたくさんあるので、どんどん読めますね。
●佐藤亮子さん
専業主婦、教育アドバイザー。最新刊の『決定版・受験は母親が9割佐藤ママ流の新入試対策』(朝日新書)ほか、著書多数。
AERA with Kids編集部