大ヒット少女マンガが原作の映画「胸が鳴るのは君のせい」で主演を務める「美 少年」の浮所飛貴くん。小中学生向け月刊誌「ジュニアエラ」7月号ではその浮所くんに、映画のことや、学業と仕事をどう両立させてきたかなどについてインタビューしました。
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――「片思い」がテーマのキュンキュン青春物語ですが、主役が決まったときの気持ちは?
もう、めちゃくちゃうれしかったです。去年初めてグループでドラマの主演をやらせていただいたんですが、「演技って楽しいな~」と思ったその次のお仕事がこの映画でした。単独での主演と、ものすごく大きなチャンスをいただいたので、期待してもらった以上のものをお返ししなきゃいけないなと思いました。でもプレッシャーとかはあまりなくて、ただただ楽しかった。今は演技するのがホントに楽しいです!
―ヒロインに片思いされる、クールな、でも優しい笑顔が魅力の「有馬隼人」役。やってみていかがでした?
有馬は”ザ・イケメン”の、誰もが好きになっちゃうような男の子。自分がこの役をやれるという喜びもありつつ、僕自身は真逆の性格で全然クールじゃないので……(笑い)。台本や原作のマンガを読み込んで、自分よりも大人っぽい有馬像をイメージして、「自分は有馬くんだ、有馬くんだ……」と思い込みながら近づいていった感じですね。日を重ねるごとに有馬くんっぽさは出てきたと思います。
――リアルな浮所くんは、クラスではどんな存在でしたか?
いつの時代の話がいいですか?……あ、でもどの時代も変わらないな(笑い)。僕、もうずっとこのまんまなんですよ。明るいというか、人見知りもしないし。授業が終わったらすぐ友達と遊んで、昼休みは校庭でサッカーをして。小学校のころは頭のいい子たちとテストで競い合って遊んだりもしていましたね。当時は100点を取るのは当たり前。早く終わったら遊びにいってもよかったので、誰が一番早く解き終わるかで勝負してました。
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