「4年生から通い始めて、夏休みを過ぎたあたりで『授業についていけない』と感じたら、秋ごろから転塾を想定し、冬休みに他の塾の冬期講習を受講してみましょう。一般的には、5年生の夏休みまでには転塾するかどうか決めたほうがいいとされています。一方で、授業が物足りないと感じるお子さんは、4年生の夏までに刺激のある塾に変えたほうがいい。難易度や負担を下げる転塾は5年生の夏まで、上げる転塾は早めに、というイメージです」

小川大介(おがわ・だいすけ)
見守る子育て研究所 所長
京都大学法学部卒業後、中学受験個別塾を創設。コーチングと学習タイプ分析を融合した独自ノウハウを開発。6000回超の面談を通じて受験学習、能力育成、子育て支援で実績を重ね、執筆、講演、教育系企業への助言も行う。著書多数。

(文/池田敏明)

※AERAムック『偏差値だけに頼らない 中高一貫校選び2022』より

偏差値だけに頼らない 中高一貫校選び 2022 (AERAムック)

朝日新聞出版

偏差値だけに頼らない 中高一貫校選び 2022 (AERAムック)
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池田敏明
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