◎中学年(小学3・4年生)・・・友達優先だが親に頼りたいときもある時期
【発達の特徴】
・友達と一緒が楽しくなる。
・親に反抗的になるかと思えば、甘えもある。
・抽象的な概念を理解するようになる。
・学習面で差が出てくる。
【親子関係のコツ】
自分でできることが増え、親の言うことは素直に聞かなくなる時期。友達優先でトラブルも増えますが、「いつでもあなたの味方だよ」と伝え、なんでも相談できる親子関係を築いておきましょう。学習面でも難易度が上がり、不安感も高まります。「あなたは〇〇が苦手」などの何げない一言が劣等感を生むこともあるので要注意。
◎高学年(小学5・6年生)・・・自立の時期。心のサポートが重要。
【発達の特徴】
・見た目が大人びてくる。
・異性を意識するようになる。
・自分の長所や短所を理解する。
・困ったら親友に相談する。
【親子関係のコツ】
親は「うざい」存在であり、親の言うことに反抗したくなる時期。「子どもの主張は冷静に聞いて。親もついカッとなって、子どもの自尊心を傷つけるようなことを言わないよう注意」。また、自分で何でもできると考えるこの時期は、自立の良いタイミング。親も必要以上に手出し・口出しせず、子どもが自分で考え、選択するように促してみてください。
(取材・文 阿部桃子)
※AERA with Kids 2021年秋号より抜粋
AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2021年 秋号 [雑誌]
朝日新聞出版
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