一緒に取り組めば、そのあと親が夕食の準備などで離れても子どもはそのまま自然と続けてやるようになります。付き添うのはお母さんでなくてもお父さんでも大丈夫。「最初の一歩」さえ乗り越えれば、あとは自分でできる状態になるのです。高学年になって、自分でやるようになっても、「親が帰ってきてから20分は一緒に勉強をやる時間」に決めておくといいと思います。
小学生のうちはまずは親自身がスケジュールを立て、予定に合わせて動いたり、準備したりする姿を見せ続けることが大事です。仕事の予定のスケジュールは立てているけれど、家では行き当たりばったり、では説得力がありませんから、帰宅後から寝るまでのスケジュールや休日のスケジュールも立ててみてください。
(構成/教育エディター・江口祐子)

※「中学受験の意義」(佐藤亮子・安浪京子著)から一部編集
中学受験の意義
佐藤 亮子,安浪 京子


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