――自動車業界の人気が高まったのはなぜでしょう?
昨年ぐらいまでは自動車メーカーでは半導体不足で生産が遅れるなど業界を不安視する報道が目立っていましたが、そうした課題が徐々に解決に向かうとともに不安なイメージが軽減され、人気が回復してきたのかもしれません。
それよりも、電気(EV)自動車の本格化や自動運転技術の進化などで、車という製品が次世代モビリティへと移行していくことに将来性を感じた可能性もあります。自動車産業というと機械系専攻の学生の就職先というイメージが強いかもしれませんが、「ソフトウェア・デファインド・ビークル」(SDV)という言葉もある時代です。自動車のハード部分を制御するソフトウェア部分も求められるようになったことで、情報系の学生にも人気が高まったと考えることができます。
(取材・文/八木沢由香)
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