障害を抱えていると、他のみんなと違うような行動をとったり、急に大きな声を出してしまったりすることがあります。
人より物に興味がある子どもや特別な感性を持っている子どももいるでしょう。
どのように子どもと関わればいいのかわからない時には、子どもに教わることから始めてみてください。その子が何をしている時にうれしそうにしているか、悲しそうにしているか、その子が見ているもの、聞いている音、感じている世界を一緒に体験してほしいと思っています。
僕は、子どもにとって大切なのは環境で、その中でも人が一番重要だと思っています。
だから、先生たちには、子どもを大好きになってもらいたいのです。
子どもも先生も、みんなひとりひとり違います。だからこそ、すばらしいのではないでしょうか。どうか子どもの応援団の一人になってあげてください。
この本を読んで「あなたにしかできない支援がある」ということに気づいていただければ嬉しいです。
(取材・文/玉居子泰子)
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