もう一つ困ったのが「夏休みの宿題」。ワークやドリル系は学童でやってきてくれるのですが、自由研究などの創作系は親のサポートが必須ですよね。これは落とし穴でした。仕事のある平日にはできないので、土日にまとめてやるしかなく、週末は普段より忙しかったです。ここで肝心なのがテーマ選び。自由研究系の課題って、テーマによってはまず何をするか調べて、材料を用意して取りかかって…と案外時間がかかるので、1日では終わらないんですよね。だから、どこかに行って数時間絵を描けばできるとか、1日で終わるような題材を選んでいました。フォロワーさんの中には、習字教室の夏休み体験で制作したものを提出したという人もいます。

 さらに、学童に行っていない子が夏休みを楽しむなか、当時は「うちも土日くらいはどこか遠くに連れていってあげなきゃかわいそう」というプレッシャーがありました。今ならそこまで無理して予定を詰め込まなくてもいいと思えるのですが……。平日は仕事に送迎、土日は宿題のサポートやおでかけの予定、さらには旅行や帰省の計画……。いつもよりやることが増えて、1年生の夏休みは特に大変だった思い出があります。

 夏休みまでは慣れないことが多く、親も子も大変ですが、それを乗り越えれば秋には少し落ち着くと思います。わが家も娘が1年生、息子が4年生の新生活が始まりました。4年生になると、それはそれで今度は「小4の壁」が気になっているのですが……。同じ小学生の子を持つ親御さんと励まし合い、奮闘しながら、子どもたちの楽しい小学校生活をサポートできるように頑張っていきたいです。

(構成/布施奈央子)

夏休みの宿題、どうしたらうまくこなせる? プロに聞く、夏の時間管理&スケジュール立てのコツ
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布施奈央子
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