10歳前後の「プレ思春期」の子どもが「ダラダラ」「いつも眠そう」なのはなぜ？　医師に聞く

2）脳の発達

　おでこの上あたりにある「前頭葉」は、思考力や感情、理解をつかさどる部分。ここが発達すると、人の気持ちや、自分はどう見られているかを考えるようになります。また、脳の中心にある「脳幹」からセロトニンが、前頭葉からはドーパミンが分泌。「いろいろなことが、脳内で同時進行中なのです」

3）からだの発達

　身長が伸びたり体重が増えたりと、からだの成長もめざましい。ボリュームがアップすることでからだが重く感じられることも。「これも正常な成長だということを、子どもに伝えてあげましょう」

4）成長ホルモン 

　骨の筋や身体機能の維持などの働きをする「成長ホルモン」は、睡眠中に脳内で分泌されます。「その名の通り、からだが成長することに必要なホルモンなのです」

（取材・文／AERA with Kids編集部）

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2024年 冬号 [雑誌]

朝日新聞出版

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