【絵本の次に読みたい童話】冬休みのひとり読みにおすすめ！　人気絵本「ノラネコぐんだん」シリーズから生まれた冒険読みもの

どんな子におすすめ？

　「ノラネコぐんだん」はもともと大人気の絵本シリーズなので、「絵本を読んだことがある！」という子にはもちろんおすすめ。でも絵本を読んでいなくても十分お話を楽しめます。

　食べても食べてもなくならない魚のスープができる魔法の鍋は、とてもおいしそうで、くいしんぼうな子にもおすすめです。お腹がはち切れそうになるまで食べるノラネコの幸せそうなことと言ったら。

　魔法使いの言う通りにまじめに働くノラネコたちですが、いざというときは一致団結して行動力抜群！　荒れ狂う川、燃えさかる炎といった壮大なシーンもあり、読みごたえがあります。冒険話が好きな子にもおすすめです。

　ノラネコぐんだんの冒険がもっと読みたくなったら、『ノラネコぐんだんと海の果ての怪物』も読んでみてください。

ノラネコぐんだんと金色の魔法使い (コドモエのほん)

工藤 ノリコ

著者 開く閉じる

ライター 大和田佳世

絵本・児童書のライター。出版社勤務を経て2009年よりフリーランスに。絵本・児童書情報サイト「絵本ナビ」や朝日新聞社が運営する本の情報サイト「好書好日（こうしょこうじつ）」などの他、雑誌「MOE」、出版社の各Webメディアで執筆。作家、翻訳家へのインタビュー多数。小中高の3人の子と暮らす。