幼少期に絵本はたくさん読んでくれたけど、絵本の次のステップにはどんな本がいいんだろう?――。そんな悩みを抱えるママ・パパに向けて、幼年童話を中心に、絵本から読みものへの橋渡しとなるおすすめの一冊を紹介します。

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あらすじ

 主人公は9歳の男の子、ネート。事件が起こると、シャーロック・ホームズのようなトレンチコートとひさしのついた帽子という格好で、愛犬スラッジを連れて事件解決に向かいます。出かける前に必ずすることは、ママへの置き手紙。好きなものはパンケーキ!

 今回は、雪かき中のネートのところに、女の子の友達アニーが飼い犬のファングを連れてやってきます。ネートも愛犬スラッジも、このファング(きば)という名前の大きくて恐ろしい犬があまり好きじゃありません。でもアニーから、ファングに毎年届くはずのクリスマスカードが届かない、カードを見つけてほしいと頼まれます。

 ファングのことは苦手だけど、アニーの頼みなら仕方ない。雪かきを中断して、名探偵ネートは捜査を開始します! 小学校低学年に人気の「ぼくはめいたんてい」シリーズの中の一冊。

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大和田佳世
ライター 大和田佳世

絵本・児童書のライター。出版社勤務を経て2009年よりフリーランスに。絵本・児童書情報サイト「絵本ナビ」や朝日新聞社が運営する本の情報サイト「好書好日(こうしょこうじつ)」などの他、雑誌「MOE」、出版社の各Webメディアで執筆。作家、翻訳家へのインタビュー多数。小中高の3人の子と暮らす。

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