編集部の小林です。先日、中1と小2姉妹を連れて、東京国立博物館で開催されている「特別展『はにわ』」に行ってきました。
はにわのどことなくユル~い表情やしぐさ、かわいいと思いませんか? もともと「あつまれ どうぶつの森」ではにわを集めたり、長女は小学校の図工の作品ではにわを作ってみたり、なにかとはにわに愛着を持っていた二人。私からの「行ってみる?」の誘いに「行く~!」とノリノリの返事でした。
実際に訪れてみると、会場は大賑わい! 東北から九州まで各地に所蔵されている約100体のはにわたちが約半世紀ぶりに集められた貴重な機会ですから、言うまでもありません。見どころは、国宝「埴輪 桂甲の武人」。兄弟のようによく似たはにわが4体もあり、5体揃うのは史上初なんだそう。古墳時代の武人の様子が細部までわかります。
「はにわは、古墳の上やまわりに並べられていたんだって」
「へぇ~、古墳って何?」
「古墳は昔の偉い人たちのお墓なんだよ」
(博物館内の映像を見て)
「こんなに大きいの!? すごーい。昔っていつ?」
「1500年くらい前だよ」
「え~!」
などと次女とやりとり。長女は学校の授業で古墳時代を学習していたので、机上の勉強と実物を見た体験が結びついているようでした。
はにわといえば人物だと思い込んでいたのですが(無知でお恥ずかしい限りです)、はじまりは円筒埴輪で、家形埴輪、動物埴輪と続き、後になって人物埴輪が登場したのだそう。勉強になりました!
同じ人物でも、表情やしぐさも違い、見比べていると飽きません。1500年前にこれほど立派なものが作られる技術があったのはもちろんのこと、出土されたかけらをどうやってつなぎ合わせたのだろう…と想像するだけでロマンを感じました。
なお、東京の会期は今週末の12月8日(日)までです。行ってみたい方はお早めに! 土日は混雑のため入場まで並びますので時間にゆとりを持って行かれるのがおすすめです。
(文/編集部・小林)