高濱 そうなんだよな。本来は、子どもがのめりこむ瞬間を見逃さず、背中を押せる親であってほしいんだけど。
讃井 そもそもITのものづくりには子どもが夢中になる要素がたくさんありますから自分の好きなものから始めればいいと思います。ゲームでもアプリでも、学校のお祭りチラシでも推しのアーティストの応援ユーチューブ動画でもいい。とにかくまずは自分が面白いと思うものを作ってみる。作ってみて初めて、これをもっと良くするにはどうしたらいいだろうという欲が出てきたらしめたもので、知識の習得はそれからで十分です。
高濱 まずはやってみる、ですね。
(構成/篠原麻子)
※後編<「自分がわからないから危険だと、ブレーキをかけないで」 小学生の親が意識したい「プログラミング教育」のとらえ方>に続く
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