11月19日は国際男性デー。過去の記事を振り返ります。(2023年12月27日の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)
超多忙な令和の親世代。毎日をまわすためにお互いにどのような連携をとるのか、頭を悩ませているご家庭も多いことでしょう。しかし実際は連携というより「夫婦の駆け引き」。お互いに思いやりの気持ちを持っていても、毎日の生活では椅子取りゲームのように時間を奪い合う日々……。3人男子を子育て中のコミックエッセイストtomekkoさんも、夫婦ゲンカとまではならないものの、静かな駆け引きの裏に潜む「我慢のマグマ」と戦っています。夫の言い分と妻の言い分、どうすり合わせたらよいのでしょうか。
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年の瀬ということもあり今年の社会情勢の厳しさも相まって、あてもなく平和とは、戦争とは……なんてことをぼんやりと考えがちになっているtomekkoです。
それぞれが自分にとっての正義を信じ守るからこそ起きてしまういさかい。そんな重い世情と並べるのは気が引けますが、こういうことって夫婦や家族の中でもよく起こる行き違いやもめごとにも通ずるものがありますよね。
そう、今回のテーマは「犬も食わない夫婦ゲンカ――夫の言い分編」です。
小学生の親向け雑誌AERA with Kidsで連載中の『脱・カンペキ親修行』にて、最新号では夫婦ゲンカ……というほどでもないのですが、家事や育児における不満をどう伝えているかを書きました。
以前のAERA dot.でも夫婦ともに時間がないことを綴ったところたくさんのコメントをいただいたんですが、共働き家庭での子育てや家事の夫婦分担のバランスって難しいですよね。
【以前の記事】夫も「子育て熱心」なのに、夫婦ともに時間がなさ過ぎるのはなぜ? 3兄弟の母が嘆く令和の子育ての“憂鬱”
というかね、分担も何もお互いに24時間をぎゅうぎゅうに使わざるを得なくてなかなか相手に要求もしにくいし、相手を休ませてあげようという心の余裕も持ちにくいというのが現状かなぁと。
わが家、夫婦でサラリーマンだった長男一人っ子時代と、二人目以降私がフリーランス時代のどちらも経験しているんですが、どちらが大変かと言われると……。
大変さの種類が違いすぎて選べません。
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