いきなり自分に向いていることを見つけられるのって天才だけだから。可能性をつぶしていった先に、本当に向いていること、やりたいこと、やれることが見つけられるかもしれない。

 正直、見つけなくたっていいし、夢なんて持たなくてもいいと僕は思っていますが(笑)。

 ただ生きいているだけで、何も責められない社会、とやかく言われない環境、それが正常だと思っています。あと僕の体験上言えることは、今はどんなに光が閉ざされたように感じていても、「不登校になっても引きこもりになっても最悪、髭男爵にはなれるよ」ということ。これくらいならいけるから大丈夫!! ……もちろん、なりたいかどうかは別ですが(笑)。

(構成/中寺暁子)

※前編<山田ルイ53世が2人の娘に「必ず」やっていることとは 「叱らない子育て、現場レベルではちょっと難しい(笑)」>から続く

著者 開く閉じる
中寺暁子
ライター 中寺暁子

健康情報誌編集部などを経て、2000年からフリーに。医療・健康・教育のテーマを中心に取材・執筆活動を行う。

3 4 5