〈先月読まれた記事〉料理コラムニスト山本ゆりが推す「これがあれば、だいたいうまくいく」という調味料とは？

　白だし野菜スープは、キャベツ、玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、ブロックベーコンを全部1cm角に切って油で軽く炒め、水と蒸し大豆と白だしを適当に入れてやわらかくなるまで煮て、塩こしょうで調えれば完成です。味付けが白だしだけやのに、野菜とベーコンの旨味でめちゃめちゃ美味しくなります！ 薄ければ白だしを足して、濃ければ水を足すだけなので調整もすごく簡単です。

「嫌いなものは無理に食べさせない」が山本家流

――子どもが苦手なものに対してはどのように工夫されていますか？

　嫌いな食べ物を無理に食べさせようとはしていないです。長女が小さいときは、「好き嫌いはアカン」と思っていろいろ工夫してましたが、私も疲れるし、子どももせっかくの食事が嫌なものになるし、双方に良いことないなって思うようになって（笑）。嫌いなものは嫌い、でも成長の過程で、ふとしたときに突然食べられるようになる経験は誰でもありますし。その食材でしか摂れない栄養もないと思うので、ほかのもので補えたらいいかなと思ってます。

――「これがあればだいたいうまくいく」という、おすすめの調味料はありますか？

　あると便利な調味料は、個人的には断然だししょうゆです。副菜やお弁当など、ほとんど毎日使ってます。ゆでたほうれん草やブロッコリー、焼いたナスや炒めたきのこ、冷や奴、お肉、魚、ご飯……何にかけてもおいしいし、子どももすごく好きな味です。

　めんつゆだと甘すぎる、しょうゆだとしょっぱすぎる、その間をとった味なので、本当に使い勝手がいいです。パスタもうどんも、だししょうゆ×ゴマ油とか、だししょうゆ×バターで味付けすれば間違いない味に仕上がります！

失敗することもしょっちゅうあります

――ちなみに、山本さんも、お料理を失敗したとか、「あ！コレ美味しくなかった」ということはあるのでしょうか？

　めちゃくちゃあります！ どうにかこうにか水をいれたり塩を足したり、食べられるものにして食べることが多いですが、無理なものは無理ですよね（笑）。