リメイクすればするほどほかの材料が無駄になっちゃうパターンで、一人で翌日のお昼ごはんにさみしく食べたりもします。中1の長女は気を使うタイプなので「でもこれもおいしいで!」「大丈夫、大丈夫!」とか励ましてくれますが、次女と長男は、おいしくないと手をつけないです(笑)。
新作レシピ、特にレンジを使ったお菓子の試作は本当に失敗だらけで、何十回と作り直すことも。それはもう、本当にもったいないなと思うけど、私一人が何度も失敗することで、そのレシピを見てくださった人が失敗なく作れるようになると割り切っている部分はあります。それでもできる限りは無駄にせず、食べるようにしています。
面倒くさがりだけど、おいしいものを食べたい!
――山本さんの人気レシピ集『syunkonカフェごはん』シリーズの最新作が7月に発売となりました。たくさんの読者に支持されている理由は?
ありがとうございます。支持していただけているかはわからないですが、1冊目から変わらずこの本の特徴としている「どこにでもある素材で できるだけ安く だれにでもできる料理」という部分を見て、作りやすそうとか、作ってみようと思っていただけたのかなと思います。
あとは、自分自身がそもそも不器用なのに加え、雑で面倒くさがりであること、でも、食べるのが大好きでおいしいものを食べたいし、自分のためならグチャグチャでもいいけど家族には見た目もある程度ちゃんとしたものを出したい……そういう部分に共感していただけるかたが多かったのかもしれません。下味はもみ込めるけど、トマトの湯むきはできないみたいな、「ここまでは頑張れる、でもこれはできない」というラインが似ているというか。
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