POINT5 塾全体より校舎の合格実績を重視し、志望校への合格者が多い教室をなるべく選ぶ

「合格実績を見るときは、塾全体よりも通うかもしれない校舎の数字を重視しましょう。お子さんの志望校への合格者が多ければ、それだけその校舎が対策をしている可能性が大きいと言えます」

 志望校に場所が近い校舎であればあるほど、同じ志望中学をめざす子どもが集まりやすく、そのニーズに応える指導法がある傾向が強い。

 POINT6 塾に通い始めるタイミングで6年次のカリキュラムもしっかり確認

「塾に通い始めるのは4年生になる春が一般的ですが、基本的には6年生まで通うことになるわけです。入塾を検討する際は目先のことに加え、6年次のカリキュラムもしっかり確認するのが望ましいです」

 6年生になると、土日も含め授業が増える塾が多い。受験に向けてどんなスケジュールでどんな授業が行われるかを事前に把握しておくことが大切だ。

(文/菅野浩二)

偏差値だけに頼らない 中高一貫校選び 2025 (AERAムック)

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