【HSC型】〇子どものそばにいて、緊張しない場所をつくる

 HSC型の子どもは、初めての場面で緊張していると、固まってしまう傾向があります。固まることで自分を守りながら、周りの様子を観察しています。そんなときは、親が一緒にいてあげたり、安心して観察できる場所をつくってあげたりしてください。

 緊張がほぐれて興味が湧くと、自分からチャレンジしますし、活発に参加することもできます。初めてで緊張したけど大丈夫だったという経験を積み重ねていくと、子どもの中にも初めてでもできるイメージが湧くようになり、自分で不安をコントロールできるようになっていきます。

 また、周りの環境に影響されずにチャレンジするには、次のような方法も効果的です。

1)自分と他者の間に境界をつくる

 相手の気持ちがわかるからといって、相手を優先して自分をないがしろにすることは、やりすぎでよくないことだと教えていきましょう。

2)気持ちを切り替えるスイッチを見つける

 心配なことだけに支配されずにリラックスできるように、子どもなりの方法を親と一緒に見つけてください。

3)自分の気持ちを確認する

 自分軸がわからなくなったときには、自分の思っていることを紙に書きだしたり、親に話を聞いてもらったりすることで、自分の気持ちを確認させましょう。

1)〜3)を親子で少しずつ練習していくと、周囲と自分の線引きができるようになっていきます。

 では、次に内向・HSC型に共通する、NGな接し方を解説します。

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