旅育とは? 変化の激しい時代にこそ、旅での経験が役立つ

「旅育」という言葉を初めて聞いた方も多いことでしょう。「旅育」は、子ども向けの旅での体験として使われることも多いのですが、私が提唱する旅育メソッド🄬では「旅で親子の絆を深め、子どもの生きる力を育むこと」と定義。さらに「生きる力」を「自己肯定力」「コミュニケーション力」「知恵を育む力」としています。その根底には子どもたちにこうあってほしいと託した二つの思いがあります。

・自分らしく、豊かで幸せな人生を送ること 

・夢や理想を持ち、それに向かって歩むこと

 変化が激しく情報にあふれた現代の子育ては、親としても選択に日々悩み、目先のことにとらわれがち。でも長い目でみれば、上記がかなうことで子どもの人生の幸福度はかなり高いものになると思いませんか?

 私が「旅育」の活動を始めて10年の歳月が流れました。その間の社会変化や意識の変化を経て、「旅育」は大きな流れになってきています。旅育を取り巻く環境や背景を見ていきましょう。

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