今回、映画「それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン」で声優のお仕事をいただいたときは、子どもたちがすごく喜んでくれて。台本を覚える時は「ママ、今からちょっと集中してお仕事するね」と部屋に入ったら、ちゃんと静かに待ってくれていて。応援の気持ちが、ありがたかったですね。子どもたちはまだ映画館デビューしていないので、この作品を映画館で見てもらえたらなあと思っています。

 次男はまだ赤ちゃんですし、私が留守の時は、信頼できる人に見守りをお願いしています。周囲のみなさんの手を借りつつ、いっぱいいっぱいで日々、生きています。

 3人目が生まれてから、夫も子育てにすごく積極的に関わってくれるようになりました。

 ベビーカーを押して、子どもたちと散歩に出掛けてくれたり、遊んでくれたりもします。

 それに、朝は一番に起きて朝ごはんを作ってくれて、息子の幼稚園のお弁当も詰めてくれたり、夜はお風呂に入れてくれたりして(笑)、本当にすごく助かっています。

 子どもたちにできることは何でもしてあげたいけど、ひとりで抱え込まないことも大切かなぁと、最近では思っています。

子どもの個性は生まれながらにあるもの

 3人の子育てをしていて気づいたことは、「生まれ持った性格ってあるんだなぁ」ということ。

 同じ親から生まれてきて、同じ環境で育っているのに、やっぱりそれぞれ個性があるんですね。

 特に、長女と長男を見ていると性格が全然違うなぁと驚きます。お姉ちゃんはいつも元気で、どちらかというとわんぱくで、なんでも楽しむ明るい人。一方、弟は少し繊細なところがあって、初めての場所が苦手で、少しでも怒られると気にしてしまうタイプ。「ダメ」という一言を聞くと、きゅっと縮こまっちゃうんです。

 母親としては、できるだけ彼の気持ちに寄り添ってあげたいけれど、最近は、元気なお姉ちゃんに泣かされたり、逆に一緒にゲラゲラ笑ったりしていくことで、どんどん息子も明るくなってきた気がします。

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