仕事をしながら子どもの中学受験のサポートをするのはとても大変です。子どもの伴走と仕事の両立はどうしたら? そして、親はどこまでサポートしたらいいのでしょうか。自身も受験生の親を経験した、きょうこ先生こと安浪京子先生に聞きました! 子育て情報誌「AERA with Kids 2024年春号」(朝日新聞出版)からお届けします。

MENU 受験をする理由も多様な時代に 父親はノータッチ!? 協力を得るコツは 「わが家の受験」のスタンスを決めよう!

受験をする理由も多様な時代に

安浪先生 今回はお仕事を持っているお母さんにお集まりいただきました。受験と仕事の両立は本当に大変。それでも、あえて受験に挑戦した理由を教えてください。

Kさん うちはもともと中学受験は考えていませんでしたが、4年生の時に娘が自然と受験をしたいと言い出して。中堅クラスに志望校を定めて娘なりに頑張っています。でも、自分からやると言った割には、そこまでやる気が見られず、イライラしちゃいます。

安浪先生 受験はしたいけど、やる気は出ない。イライラしますね(苦笑)。

Hさん 私は週4回、パートで働いていて、時間の余裕はあるほうですが、私も夫も中学受験は未経験。娘が「将来は地元の国立大学を目指して附属に行きたい!」と言い出したのをきっかけに塾に通わせましたが、未知の世界で……。本人は楽しく塾に通っているものの、学力がついているかというとそうでもない。どうサポートすればいいか悩みます。

次のページへ父親があまり受験に乗り気でないという悩みも…
著者 開く閉じる
玉居子泰子
玉居子泰子
1 2 3 4