5月の第2日曜日は「母の日」。母の日は、日頃の母の苦労をねぎらい、母への感謝を表す日とされている。そんな母の日に過去の人気記事を振り返る。(「AERA dot.」2023年2月10日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)
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「お母さんとケンカしたとき、つい悪口を言って傷つけてしまう」というのは、小学4年生の女の子。数多くの子ども向けライブを開催し、YouTubeチャンネル「おっぱっぴー小学校」も人気の小島よしおさんが子どもの悩みや疑問に答えるAERA dot.の本連載。小島さんも「クソババアと言っていた過去がある」と振り返り、怒りのコントロール方法を伝えます。奥さんとケンカしたときに起きた「言葉のキセキ」のエピソードも。
【よしおの答え】
プリンピーヤ、よしおも中学生くらいのとき、しょっちゅうクソババアって言っていたよ。「勉強しなさい」はもちろん、「靴をそろえて脱ぎなさい」とか「ただいまって言いなさい」とか、何か言われると返事のようにクソババアって返していた。だから、プリンちゃんの気持ちがすごくわかる!
だけど、プリンちゃんは言ったあとにすぐ反省していてえらい! よしおも、いまは後悔しているけど、当時は反省せずに過ごしていたよ……。
たぶんプリンちゃんはいま“反抗期”っていう期間に入ったんじゃないかな? 自分の意志が芽生え始めたんだけど、それをうまく言葉で説明できないから、“怒り”という感情で表しているのかもしれない。たとえば赤ちゃんは、感情を言葉で伝えられないから、泣いて表現するよね。そして、成長する過程で言葉を覚えていって「〇〇がしたい」とか「これは何?」とか伝えられるようになっていくんだ。
そして次は、もっといろんな気持ちを伝えていく準備期間に入ったってこと! つまり、プリンちゃんは成長しているってことなんだ。とはいえ、その場の怒りに任せてお母さんを傷つけちゃうのは自分も悲しくなってしまうよね。
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