STEP1 リスニング力がつく音源を選ぶ

「基本は英語の歌がおすすめ」と鹿田さん。歌は大事な単語を強調し、英語のリズム感がわかりやすいからです。DVDやパソコンでアニメを見るのも〇。ただ字幕はオフにして英語の音声だけに。子どもが興味を持って楽しんでいるか、音を聞こうとしているかを観察して。

STEP2 一日のうちでいつ聞くかを子どもと決める

 忙しくても、せめて朝と夜の最低2回は決まった時間を英語タイムにすると子どもの英語の習慣がつきやすくなります。1回は10~15分くらいでOK。「トータルで長くても1日90分くらい」と鹿田さん。食事時間を有効活用したり、別のことをしながらの「ながら聞き」もOK。

STEP3 同じ音源を何度も繰り返し聞く

 STEP1で選んだ音源を一つ決めて、それを英語タイムで繰り返し聞かせます。英語の音が頭に入ったかどうかは、子どもが「なんとなく口ずさむようになった」感じが一つの目安。だいたい1カ月くらいでしょうか。親自身が自分の頭に残っている感覚を判断材料にしてもOK。

STEP4 英語が浸透したら別のお気に入りの音源を増やす

 子どもが一つの音源になじんだら、別の音源を増やしていきます。歌だけでなくアニメ番組(字幕はオフ)や朗読CDも効果的。「聞く」体験を存分にさせたら、少しずつ「字の少ない絵本」をいっしょに見て「読む」につなげていけるとさらに効果的。

鹿田さん&編集部おすすめ リスニングアイテム

 親が「聞かせたい」ものではなく、子どもの興味をベースに選んで。楽しめそうか、いろいろ試してみよう。

『はじめてのマザーグース(A Picture Book of Nursery Rhymes Ring-a-Ring o'Roses)』

 絵本作家レイモンド・ブリッグスが描くマザーグースのCD付き絵本(レイモンド・ブリッグス/著、百々佑利子/訳 ラボ教育センター 3300円)

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