虫捕獲で新幹線に遅れ

 10月27日午前6時50分ごろ、名古屋市にある東海道新幹線の車両基地で、運転士が出発前点検で車内巡回をしていたところ、客車内にガのような虫が入り込んでいるのを見つけた。この車両は名古屋駅を午前7時38分に出発する上り「こだま702号」となる予定だったが、虫の捕獲に手間取ったことから、急きょ別の車両に差し替えられた。このため、こだま702号は出発が14分遅れ、乗客約690人に影響した。
 JR東海によると、虫は3・5㎝ほどの大きさで基地の係員らが捕獲したという。同社は「虫がいたままでは快適な旅行が妨げられると判断し、車両を差し替えた」と説明している。(2023年10月27日愛知県)

「寄生虫かるた」ひそかに人気

 アニサキスやサナダムシなど100枚の絵札からなる「寄生虫かるた」がひそかに人気だ。絵札の裏面には感染経路や宿主、予防法なども書かれている。医師などの国家試験の画像問題対策になるとして、医学系の学生も購入しているという。北陸大学(金沢市)の松村隆弘助教(寄生虫学)が自費で作り、東京の目黒寄生虫館や自身のメルカリで販売中(税込み2980円)。制作費100万円は自腹で、5年で売り切ったらいいと思っていたが、予想以上の反響で、すでに半分が売れたという。「感染に注意してほしいのと、神秘的で多彩な形態を楽しんでもらいたい」と話す。(2023年9月19日石川県)

(文/ジュニアエラ編集部)

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