小学生に人気の習い事の一つである水泳。子どもが水泳を習い始める前に知っておきたいこと、始めてからモヤモヤしがちなことなど、よくあるギモンについて、イトマンスイミングスクール東京ブロック長の中川幸信さんに聞きました。子育て情報誌「AERA with Kids2023年冬号」(朝日新聞出版)からお届けします。
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乳幼児から習うことができる水泳は、体に良い面だけでなく、メンタル面の成長や非認知能力の向上が期待できるのも大きな魅力でしょう。
「多くの教室では、水に慣れるところから上級の泳法をマスターするまでのカリキュラムを細かい段階に分けていて、進級テストに合格したら次の段階に進みます。子どもはスモールステップの成功体験を繰り返すことで自信がつき、努力する心が育ちます」とイトマンスイミングスクールの中川幸信さんは言います。
さらに、水の中で浮力を使って体を動かす水泳は、脳の空間認知力を高めるともいわれています。実際に水泳を習い始めるのは4~7歳が多いそうですが、高学年で始めても問題はありません。
中川さんは「高学年で泳げない子でも、週1回のスクール通いで3~9カ月ほどでクロールができるようになります」と話します。
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