「それよりも、行動していることのほうが多いかな。最近いろんなことを思い出すのが遅くなったなあ、って思ったら、テレビでそんな特集がやっていて、そこで紹介された本をすぐ買って読んだり……。あとは大喜利が苦手なんですが、“でもやっぱり大喜利力も大事だよな”って思って大喜利アプリを入れてやってみたりしています」
ただ、「もともと前向きな性格というわけではない」とも言う。
「テレビ番組の収録前は頻繁におなかを壊すし、もともとメンタルは弱いと思います。ただ、負けず嫌いっていう面もあるので、悩んでいることに負けたくないんです。その意識があるから、普段から自己啓発本や悩みを解決するような本を読んで、自分を救ってくれる言葉や方法を探しているような気がします」
取材時はいつも穏やかで、前向きな印象だったため、少し意外な言葉だった。
「たぶん本とかを読んで補強された僕を見ているからじゃないですかね。メンタルを泳ぎに例えると、『波が高いところには絶対行かない』っていうか。浅瀬のところでちゃぷちゃぷやっているだけなんです。本当に強い人こそ、喜怒哀楽がはっきりわかるような気がします。波が高いところにも、足がつかない深いところにもなりふりかまわず行けて、自力で戻ってくることができるから。僕がそういう場所に行くとしたら完全防備で挑むか、そもそも行くことを選ばないですね(笑)」
「おっぱっぴー」「ピーヤ!」「ダイジョブダイジョブ」などのギャグも、「心の弱さを補強するためのもの」だと小島さんは言う。
「おっぱっぴーは、“Ocean Pacific Peace”の他に“All People Happy”の略でもあります。ピーヤは、周りと比べるのを止めるという意味で“比止(ピーヤ)”です。自分の不安定な部分を補うために前向きな言葉を言っているんですよ。“ダイジョブダイジョブ”も、自分に言い聞かせている言葉です。まあ、ピーヤの意味は完全に後づけなんですけど(笑)」
次のページへとにかく「行動できる人」になってほしい