小中学生向けのニュース月刊誌「ジュニアエラ」の人気連載「Sexy ZoneのQ&Aステーション」。毎回セクゾのメンバーが読者からの質問に答えてくれます。10月号では、菊池風磨くんが、面白い表現の作り方について語ってくれました。
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【質問】
風磨くんがSexy Zoneの楽曲「スキすぎて」をキレッキレで踊っている動画が話題になっています。どうやったらあんな面白い表現を思いつくのですか? 私は人を楽しませるのが苦手なので教えてほしいです。(ずっきーにさん・14歳)
【回答】
2年前にザ少年倶楽部(NHK BSプレミアム)でやったやつですね。あれは明確な意図があってやったからよく覚えてる(笑い)。
一番最初にあの曲をテレビで披露したのは、僕が高校2年生くらいで。幼くて未熟だった僕は、こんなかわいらしい曲は自分のキャラに合っていないって、すっごいふてくされてた部分があったんです。もちろん怒られたけど、自分の意思を表明したかったから。
で、数年越しにまた少クラでやるってなったときに、いろんな思い出がよみがえってきて……。少し大人になった自分が反省も込めて、なんていうかな……あの消化しきれなかった思いを成仏させたかった。痛々しかった自分に対する皮肉も込めてね。だから、誰よりも明るく楽しくやってやろうって。
裏ではみんな爆笑してたって聞きました。(ジャニーズjr.の)SixTONESとかむちゃくちゃ笑ってたらしいんだけど、彼らは幼い僕も知ってるから思いを感じてくれたんじゃないですかね。でも、そんなこと知らなくても楽しんでもらえる自信があった。意図的に「ふざけてるな~、こいつ」って笑ってもらえるパフォーマンスがあってもいい。僕は自分の感覚を一番信じているので、そう思い込んだら堂々とやりきれちゃうんです。
次のページへ迷ったときは楽しいほうを…