※写真はイメージ(gettyimages)
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 月曜深夜放送中の「すきすきワンワン!」で連続ドラマ単独初主演を務めるKing & Princeの岸優太さん。演じるのは人生諦めモードのいまどき男子、雪井炬太郎だ。AERA 2023年2月6日号から。

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――ドラマ「すきすきワンワン!」は、夢も欲もなく、会社も辞めてしまい自堕落な生活を送る26歳の“クズ男”が、昔飼っていた愛犬の生まれ変わりと再会して成長していく物語だ。主人公・炬太郎を演じる。

岸優太(以下、岸):監督は「生感が大事だ」とおっしゃっていて、それを出すために共演者やスタッフの方と協力した上で、いい意味でだんだん力が抜けていきました。自分自身、自然と炬太郎の感覚になってきたと思っています。そういえば、炬太郎の私服の力が抜けた雰囲気や、部屋の少し散らかってしまっている感じは、僕に近いかもしれません。「こうなってしまう気持ちはすごくわかるな」と思いました。

■楽しく刺激受けている

岸:ストーリーでは、夢を持たない炬太郎という人間が、人と出会い、感化されることによって、苦手だったことに真正面から向き合っていきます。その姿は強く背中を押してくれるものがあるのではないかと思います。

 炬太郎は人生をあきらめているネガティブ思考の持ち主ですが、そういった部分は大なり小なりみんな持っているもの。そこも共感してもらえるのではないでしょうか。

 そして、何事もとりあえずやってみたら楽しくて、自分にとって大切なものを見つけることがあるということを、この作品から教えてもらった気がしています。

――突然、炬太郎の前に現れる元愛犬「てん」を演じるのは、ジャニーズ事務所の後輩である浮所飛貴。バラエティー番組「VS魂 グラデーション」のレギュラーとして共演する仲だ。

岸:浮所くんとは元々、関係値はできていましたが、お芝居でここまで近い距離で関わるのは初めてでした。でも、違和感はまったくなく、とてもやりやすかったです。僕は関係値がない人といきなり近い距離でお芝居をすることに対して、緊張感を感じるタイプなので、ありがたかったです。それに、浮所くんは普段から常に尻尾を振っているワンコみたいなキャラクターですから(笑)。だけど、ちゃんと仕事のスイッチがあって、オンオフがはっきりしている。正直、僕よりちゃんとお芝居ができているので、アドバイスするようなことは何もありません(笑)。

 ワンちゃんと絡むシーンもありますが、僕の動物好きの面が自然と出ちゃっていると思います。あれは岸なのか炬太郎なのか……まあ、炬太郎ですね(笑)。自分が本当に好きな動物と一緒にいられて、浮所くんともドラマで共演できて、とても楽しく刺激を受けている撮影です。

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