小中学生向けのニュース月刊誌「ジュニアエラ」の人気連載「Sexy ZoneのQ&Aステーション」。毎回セクゾのメンバーが読者からの質問に答えてくれます。6月号は、この連載でお悩み相談にのる、いわば“相談のプロ”の佐藤勝利くんが、相談の乗り方について、読者の悩みにアドバイスしました。

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【質問】
 誰かの相談に乗るとき、深入りしすぎてつらくなるときがあります。私の言葉でさらに荷を重くしていないか、思いが届かないときは自分の無力さを思い知らされ……。悩みにうまく寄り添うにはどう振る舞うのが最善なのでしょう? (あさきさん・21歳)

【回答】
 僕も相談に乗るとき、自分の言葉がプラスにもなればマイナスにもなりかねないことは自覚していて。だから適当になんてしゃべれないし、アドバイスした後も「いや、それだとよく聞く名言っぽいな」「常套句だな」とか、ずっとブツブツ考えちゃう(笑い)。

 僕がひねくれてるのか、正論とか理想論を言われても「そりゃそうだろ」って響かないだろうし、その人にハマる言葉じゃないと意味ないと思うから。

 ただ、一生懸命アドバイスはしても、実際にどうするかは相手が決めることなんですよ。心配でも歯がゆくても、相手の人生の操縦桿は握れないし、握っちゃいけない。相手のためにならないし、人生を肩代わりすることなんて誰にもできないから。そんなことをしようとしたら自分も潰れちゃう。共倒れになったら誰も救えないよ? 相手を守るためにも、線を引く。それはすごく大事なことだと思います。これは僕がグループでやってきたなかで、学んだことでもあるんだけど。

 僕は長年、誰かに相談するのが苦手だった。なんかちょっと間違ったかっこよさを求めてたんです(笑い)。僕の父親は愚痴を言ったり、つらそうな顔は一切見せない人で、その姿に憧れてたから。でもきっと父親も、僕の見えないところでは、母親とか誰かに相談してたと思う。

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大道絵里子
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