小中学生向けのニュース月刊誌「ジュニアエラ」の人気連載「Sexy ZoneのQ&Aステーション」。毎回セクゾのメンバーが読者からの質問に答えてくれます。10月号は、マリウス葉くんが「人と違うこと」について悩む読者にアドバイスしました。

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【質問】
 私はベジタリアンです。最近は日本でもベジタリアンやビーガンという言葉、ライフスタイルが広まりつつありますが、なかなか周りの人に言えないときも……。マリウスくんは「人と違うこと」についてどう思いますか? (栄養士のたまご みぃこ・20代)

【回答】
 まず、ベジタリアンについては、素晴らしいと思う。僕の姉もお魚は食べるけどお肉は食べないペスカトリアンだし、僕の周りにはそういうライフスタイルの人はいっぱいいます。でも「人と違うことについてどう思う?」って聞かれると……逆に「え、人ってみんな同じだと思うの? どうして?」って聞きたくなったかな(笑い)。

 お肉を食べないのも、健康上や宗教上の理由、動物愛護、環境問題とか、人それぞれ理由がある。みぃこさんにも必ず理由があるはずで、それはみぃこさんの個性や、意識、決断に関わる話でしょう? それはちゃんと説明したほうがいいと思う。

 僕もデトックスのためにお肉を取らない週を作ったりするんだけど「え~なんで?お肉、おいしいのに~」と言われることもある。相手を知りたい「なんで?」じゃなくて、自分と違うから無意識に批判になっちゃう「なんで?」のほう。でも、知らないからそうなるだけで、ちゃんと伝えると興味を持って理解してくれることもあると思う。

 だから、例えば環境問題からベジタリアンになったとしたら「牛肉って1キログラム生産するのに、野菜の何十倍もお水が必要だし、大量の牛を育てるために森林を伐採したり、牛が出すげっぷが地球温暖化につながったりしてるんだって。僕は環境への負担を減らしたいからベジタリアンなんだ」みたいな説明をすれば、お互いにいい影響が出るんじゃないかな。そのとき大事なのは、上から押し付けたり、違う意見の相手を責めたりしないで、自分の問題として話すこと。そうやって理解をすれば、ちゃんとした相手なら必ずリスペクトしてくれると思うよ。もし「へ~、意識高いね」とか軽く流されたら、そこまでの相手。

 人に話すことで、人と違うからこその面白さがわかるし、自分の個性への理解がもっと深まるんじゃないかな。

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大道絵里子
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