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<傾向ごとに解説>発達障害の傾向があるわが子 家庭ではどうやってサポートする?

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玉居子泰子AERA
親の声かけが大切になってくる(写真/iStock)

親の声かけが大切になってくる(写真/iStock)

 休校延長の地域も、登校が始まった地域も、まだまだ家で子どもと過ごす時間が長いという親がほとんど。そういった状況の中で気になるのが、わが子の言動や行動です。「AERA with Kids春号」(朝日新聞出版刊)では、発達障害の傾向がある子を家庭でどうやってフォローすればいいのか、また、小学校でどのような支援が受けられるのか、専門家に話をうかがいました。

【図解】発達障害は重複することも多い

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 長年多くの発達障害児に寄り添ってきた、どんぐり発達クリニック院長の宮尾益知先生はこう断言します。

「発達障害がある子たちは、十分にがんばっています。それでもうまくいかない。だから『がんばれ』は必要ありません」

 筑波大学附属大塚特別支援学校で生徒を見守る佐藤義竹先生も「障害は本人のせいではなく、環境とうまく合っていないだけ」と言います。

 発達に凸凹がある子ほど「叱る」より「ほめる」が重要です。ただ、ほめ方にもポイントがあるといいます。

「ADHD(注意欠如・多動性障害)傾向で片づけが苦手な子には、整理する箱を色分けする、本棚と本の背表紙に同じ色のシールを貼るなど、片づけやすい環境を整えてあげる。少しでも上手にできたらほめてください」(佐藤先生)

 一方、ASD(自閉症スペクトラム障害)傾向がある子への効果的な“ほめ方”は、少し異なるようです。宮尾先生はこう言います。

「ASD傾向の子は自分の世界をとても大切にします。親はその世界観に寄り添ってあげて。遊んでいる隣で一緒に本を読んで空間を共有するだけでも、愛されていると感じて安心します」

 それぞれの発達障害の傾向がある子への接し方や声かけ例をまとめました。一人一人の特性に合わせて対応は異なりますが、参考にしてみてください。

【ADHD傾向の子は…】
 ADHD傾向の子は特にほめると伸びて、逆に叱られるとやる気がなくなります。素晴らしいことをしたときだけほめるのではなく、「朝、起きられた」「5分座って食べられたね」など当たり前のことをほめてください。よかったことを復習し、その上で「次、こうしてみようか」と促す。その積み重ねが正しい行動につながります。(宮尾先生)

・OKの声かけ例/「〇〇〇が上手にできたね」「次はこうしたらもっとよくなるよ」
・NGの声かけ例/「また忘れ物をしたの!?」「少しくらい落ち着きなさい!」


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