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<傾向ごとに解説>発達障害の傾向があるわが子 家庭ではどうやってサポートする?

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玉居子泰子AERA
親の声かけが大切になってくる(写真/iStock)

親の声かけが大切になってくる(写真/iStock)

【ASD傾向の子は…】
 ASD傾向がある子は、新しいことが苦手でパターン化した行動を好みます。「がんばって」など抽象的な言葉がけより、事前に細かく指示を伝えイメージさせることが大切。その際、「学校の教室も幼稚園の教室も同じだね」「バスに乗れたね。飛行機も一緒だよ」など、共通する部分を伝え、予習させると安心します。(宮尾先生)

・OKの声かけ例/「〇〇と××は同じだね」「前にもやったことがあるね」
・NGの声かけ例「とりあえずやってみよう!」「明日から一生懸命がんばろう」

【LD(学習障害)傾向の子は…】
 学習障害は「教科書が読めない」「数の概念がわからない」「ノートが取れない」といったことから気づきます。最近は通常学級でも「文字を拡大する」「ルビを振って音読する」「タブレットを使う」など合理的配慮をしてくれる学校も。楽しくその子に合った勉強ができるよう、学校とも相談してみてください。(佐藤先生)

・OKの声かけ例/「前より書けるようになったね」「タブレットを使ってみようか」
・NGの声かけ例/「このくらいは読めないとね」「何回教えたらわかるの?」

 発達障害で怖いのはストレスを抱えた結果、思春期以降、うつや不登校、暴力行為など二次障害が起きてしまうこと。家庭でこそ、理解と安心感を与えてください。

 では小学校ではどんなサポートがあるのでしょうか。特性に合った配慮を受けられる特別支援制度とはどういうものなのでしょうか?

 発達に特性がある場合、小学校入学後でも進路に悩む親は少なくありません。公立の普通学校の特別支援学級に移るのか、通級指導学級/特別支援教室を利用するのか、何を基準に決めればいいのでしょうか。「迷ったら一人で悩まず、まずは入級・入室相談を受けてみてください」と佐藤先生は言います。

「まずは、その子にどんなニーズがあるかを知ることが大切です。心理検査や行動観察を経て、医師や臨床心理士、教育委員会の担当者などが多角的・専門的な見識から方向性をアドバイスしてくれます」


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