子どものうちから備えたい、AI時代に生き残るための探究的国語力とは? (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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子どものうちから備えたい、AI時代に生き残るための探究的国語力とは?

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知窓学舎の探究授業の様子。子どもたちの「言いたい!」「伝えたい!」という活気が満ちあふれている 撮影/小山幸佑(写真部)

知窓学舎の探究授業の様子。子どもたちの「言いたい!」「伝えたい!」という活気が満ちあふれている 撮影/小山幸佑(写真部)

「国語力」なら生活の中で身につけられるのでは?と思いがちですが、そこには落とし穴があるといいます。

「日本語はわからない単語があっても前後の文意で推測できたり、家族間では単語や文法が少しくらいおかしくても通じたりしてしまうので、日常生活で国語力を鍛えるのは意外と難しいのです」

 家庭内では、なるべく正しい言葉や文法を心がけた会話をし、正しい日本語が使われている本や記事を読み聞かせるのが望ましいそう。

「それに加えて、相手に自分の考えを伝える練習が必要ですね。例えば、家族で一つのテーマについて話し合うことはとても有効だと思います。探究授業でも、できるだけ子どもたちが興味・関心を持つ素材を使って、言葉を引き出すようにしています。『言いたいことがある!』という気持ちは、思考の原動力になりますから」

 家庭では、どのようなことをすればいいのでしょうか。

「おすすめは身近なニュースを題材に、親子で考え意見交換をすること。できれば親御さんも正解を知らないことについて話し合ってみましょう。大人が知っていることを聞かれると、子どもは『正解を言わなければ』と試されているように感じてしまいます。でも、誰も正解を知らなければ、お互いが対等になり『どんな考えを言っても大丈夫なんだ』と自分の考えを自由に発言することができます」

 例えば「来年のオリンピックは成功するか?」という問いは、未来のことなので誰にも正解はわかりません。お互いに予測してみて、「どうしてそう思う?」と会話をどんどん広げていきましょう。

「ニュースの素材を選ぶコツは『新しく開発された技術』や『結果が出ていない新商品やイベント』『災害や事件』などに着目することです。ニュースの見出しや写真、動画なども大事な要素になるので併せて見るようにしましょう。NASAなどの科学サイトや海外ニュースサイトがおすすめです。ポイントはどんな意見でも否定をしないこと。おもしろがって聞いてあげると、子どもはさらに自分の考えが言いやすくなります」

 このほか、『AERA with Kids冬号』では、文法を理解する方法や読解力アップなど、日本語力を高めるメソッドを多数紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。


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