「買い物中はもちろん、あとで『本当にこの商品は必要だったかな?』と振り返ってみてください。自分の無駄遣いの傾向が見えてきます」(横山先生)

きちんと貯められる人は、消費70%、浪費5%、投資25%ぐらいになっていることが多いそう。ちなみに、年収1千万以上になると、消費の割合が60%に下がる傾向にあるといいます。

「同じ食費でも、消費なのか浪費なのか個人の意識によって変わりますよね。例えば、私は教育費を投資には入れません。家族が生きていくための必要な消費ととらえています。投資というのは、確固たるリターンがあってこそ。なにかしらのかたちで戻ってくる使い方です。そう考えてると、教育費のすべてが投資になるのかどうか考えどころだと思いませんか?」

 自分のお金の使い方の傾向がわかると、そこを意識できるので、無駄遣いがみるみる減っていきます。そこで初めて「貯められる人」になれるのです。(取材・文/阿部桃子)

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2019年 秋号 [雑誌]

安浪京子,高濱正伸,tomekko

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AERA編集部
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