同性婚が認められた台湾 結婚の「その先」を、リアリティを持って描く (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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同性婚が認められた台湾 結婚の「その先」を、リアリティを持って描く

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柯奐如/1980年、台湾生まれ。2002年、ドラマ「流星花園(流星花園~花より男子)」で道明寺の婚約者役としてデビュー。テレビドラマや映画出演の傍ら、国際的な映画の共同制作にも関わる。本作では、第58回亞太影展(アジア・パシフィック映画賞)の助演女優賞にノミネートされた(撮影/岡田晃奈)

柯奐如/1980年、台湾生まれ。2002年、ドラマ「流星花園(流星花園~花より男子)」で道明寺の婚約者役としてデビュー。テレビドラマや映画出演の傍ら、国際的な映画の共同制作にも関わる。本作では、第58回亞太影展(アジア・パシフィック映画賞)の助演女優賞にノミネートされた(撮影/岡田晃奈)

「バオバオ フツウの家族」バオバオとは中国語で赤ちゃんの意味。社会との軋轢や親たちとの確執を描く。9月28日(土)から順次公開 (c)Darren Culture & Creativity Co.,Ltd.

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「アデル、ブルーは熱い色」発売元:コムストック・グループ 販売元:NBCユニバーサル、価格3800円+税/DVD発売中 (c)2013- WILD BUNCH - QUAT’ SOUS FILMS - FRANCE 2 CINEMA - SCOPE PICTURES - RTBF (Television belge) - VERTIGO FILMS

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 AERAで連載中の「いま観るシネマ」では、毎週、数多く公開されている映画の中から、いま観ておくべき作品の舞台裏を監督や演者に直接インタビューして紹介。「もう1本 おすすめDVD」では、あわせて観て欲しい1本をセレクトしています。

【「バオバオ フツウの家族」の場面写真はこちら】

*  *  *
 レズビアンとゲイ、二組の同性カップルの子どもを持ちたいという願望から始まる本作。これまでの多くのLGBT映画と一線を画すのは、同性を愛することの苦悩や試練だけではなく、安定した関係となったカップルの「その後」の姿を描いているという点だろう。

「LGBTのカップルが子どもを産み、育てる。このようなテーマを扱うのは台湾映画でも初めてです」

 と話すのは、愛する女性を養い守るために奔走するジョアンを演じたクー・ファンルーさん。

「最初に脚本を読んだ時に、これはとてもリアルに書かれていると感じました。だからこそオファーをいただいた時はとても嬉しかったですし、チャレンジしたいと心から思いました。ここで描かれているのは、決して特別な誰かの話ではないのです」

 愛する人と結婚し、いつかは子どもを持ちたい。そう願うことはいたって「フツウ」の感情だろう。

「だからでしょうか。脚本を一度読んだ時に、どういうふうに役作りをしたらいいのかということが分かったんです。映画を見たLGBTの人が、かっこいい、素敵に演じてくれていると言ってくれたことは私にとって、とても嬉しいことでした」

 同性カップルが子どもを迎えるためにはいくつかの方法があるが、本作ではファンルーさん演じるジョアンとシンディという女性カップルと、ティムとチャールズという男性カップルが互いに協力し合い「妊活」するという方法を選ぶ。ジョアンは子どものいる家庭を望むシンディのために。チャールズとティムは、孫を切望するティムの母親に自分たちの子どもを迎えることで二人の関係を認めてもらうために。4人は試行錯誤の末、体外受精によって待望の子どもを授かるが……。

「2019年5月17日、台湾では愛が勝った。私たちは真の平等に向かって大きな一歩を踏み出し、台湾をより良い国にした」


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