3)おこづかいの範囲でやりくりにチャレンジさせる

 おこづかいは、お金に継続的に触れることで、失敗や成功体験をすることこそが目的。手にしてすぐに使ってしまい、あとが困った……なんて経験も糧に。限られたお金で1カ月間やりくりする力は、将来の“管理力”の基礎になります。

(4)家庭でお金の話をオープンにする

 生活費やローン、教育費……。自分の家で大人とお金の話をすることは、より切実にお金の大切さを実感させる効果があります。子どもが、自分の教育費にいくら必要なのかを知ることも大事。親子で将来について考えるよい機会にもなります。

 また、たけやさんは次のように話します。

「子どもは親御さんのお金の使い方から大きな影響を受けます。お金の話は積極的にして、わが家は何を大事にしていて、どんなことにお金をかけたいのかを日ごろから伝えておきましょう。また、国内外の景気、キャッシュレス決済や消費税アップの話題は日々ニュースで報道されています。お金について、親子で一緒にテレビを見ながら話ができれば理想ですね。こんなふうに、今から日常的にお金に触れていれば、キャッシュレスでもブレない金銭感覚が養われるでしょう」

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2019年 夏号 [雑誌]

高濱正伸,安浪京子

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AERA編集部
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