事実は小説より奇なり。朝日新聞が報じたB級ニュースを、小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』で、夕日新聞社としてピックアップ! その一部を紹介する。

■男子駅伝 たすきを間違える(2019年1月20日 広島県)

 広島県であった全国都道府県対抗男子駅伝の6区から7区へのたすき渡しで、大阪の選手が間違えて岩手のたすきをもらうシーンがあった。中学生区間から大学生・社会人区間へのたすきリレー。「手を上げたらこっちに向かってきたから」と、大阪の選手はユニホームの色が似ている岩手の中学生からたすきを受けた。だが、すぐに岩手の7区の選手が気づき、岩手と大阪の2人の選手で一つのたすきを握って走り出すことに。

 指摘を受けた大阪の選手はあわてて中継所に戻り、正しいたすきをもらって再び走り出した。大阪の選手は、これで「挽回せないかん」と火がつき、7人を抜く走りを見せた。結局、大阪は15位、岩手は19位となった。
ユニホームの色が似すぎていたのも一因。

■イノシシがサルの餌を横取り(2019年1月12日 香川県)

 野生のニホンザル約500匹を餌づけしている香川県・小豆島の銚子渓自然動物園「お猿の国」が、思いがけない今年の主役の登場に揺れている。

 午後4時ごろの餌やりの時間になると、数頭のイノシシが顔を出す。「猪突猛進」することはないが、遠巻きにするサルの群れを尻目に、横取りした餌をのんびりと食べている。

 亥年を待ちわびるかのように、年末ごろからよく姿を現すようになった。一帯は鳥獣保護区なので、ただちに捕獲はできない。招かれざる客が去る日は来るのか。

■誤読地名を逆手にPR「うまいかた棒」(2018年12月25日 大阪府)

「まいかた」と誤読されることの多い大阪府枚方市が、それを逆手にとった市の独自商品を作った。その名も、「うまい棒」ならぬ「うまいかた棒」。

 スナック菓子うまい棒の販売元「やおきん」(東京都)の正規代理店「フェイスウィン」(大阪府)が市にコラボを提案。これまで400本を、PR用に無料配布した。

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AERA編集部
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