いつまでたっても勉強を始めない、声かけをすると反発してくる。子どもに学習面での「やる気」を引き出すのは、本当に難しいものです。よかれと思って言った言葉が原因で逆にやる気が下がってしまったり、ケンカになってしまったり。「一体うちの子のやる気スイッチはどこにあるの?」そう思う親もたくさんいるのではないでしょうか。『AERA with Kids秋号』(朝日新聞出版)では、勉強がはかどる「やる気4タイプ診断」を紹介、子どもが学習時にやる気を出す方法について解説しています。

 この診断は「やる気」や「主体性」をはぐくみながら中高生を指導している、モチベーションアカデミアのオリジナル診断ツール。親子でそれぞれどのタイプかを知ることで、子どものやる気を刺激しながら学力アップを図る独自のメソッドです。タイプは「物事への向き合い方」を示すアタックとレシーブ、「物事の判断の仕方」を示すシンキングとフィーリング。この2つの軸から学習に取り組む傾向がわかります。今回は「物事への向き合い方」のアタックタイプとレシーブタイプについて見てみましょう。

 まず、下記の各項目を読んで「まったくあてはまらない」0点、「あてはまらない」1点、「ややあてはまらない」2点、「どちらでもない」3点、「あてはまる」4点、「とてもあてはまる」5点として、1~5の合計と、6~10の合計を計算してみてください。子どもの質問の方は親が子どもを思い浮かべて点数をつけます。

<親への質問>
1.困難な状況においては、自ら変えようと働きかける
2.人よりも抜きんでたいという意識が強い
3.周囲に働きかけて影響力を発揮しようとする
4.自分の成長につながることはリスクがあってもやりたい
5.周囲に対して競争意識や対抗心を持ちやすい
6.困難な状況も受け入れて、柔軟に対応しようとする
7.周囲から頼られると自分のことより優先してしまう
8.周囲と強調し、お互いに支え合っていこうとする
9.周囲がやっていることは自分もやらないと不安になる
10.相手の役に立ったり、必要とされたときが何よりもうれしい

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AERA編集部
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