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「◯◯していなければノーベル賞はなかった」大村教授が愛したスポーツ

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市岡ひかりAERA
おおむら・さとし/山梨県韮崎市生まれ。2013年から北里大学特別栄誉教授。15年にノーベル医学生理学賞受賞(撮影/写真部・片山菜緒子)

おおむら・さとし/山梨県韮崎市生まれ。2013年から北里大学特別栄誉教授。15年にノーベル医学生理学賞受賞(撮影/写真部・片山菜緒子)

 微生物からアフリカや中南米に蔓延(まんえん)する寄生虫の薬「イベルメクチン」を開発しノーベル医学生理学賞を受賞した大村智・北里大学特別栄誉教授。夜間高校の教師から研究者になった異色の経歴を持つ。野口英世にも並ぶ偉業を成し遂げた。そんな大村教授、幼いころから優秀だったかと思いきや、意外にも中学生以降は「大変な成績だった」と明かす。

*  *  *
 子ども時代、山梨・韮崎(にらさき)の野山を駆け回って過ごしたのが、よかったんだと思う。友人に借りた図鑑を見ながら「この生き物は何だろう」と疑問に思ったことを調べていました。「何だろう」という気持ちが養われたと思います。何より、自然の中で過ごすことで情緒が養われた。数学者の岡潔さんが「数学も情緒が必要」と言っていたが、私もそう思う。情緒から発想が生まれるんです。

 ノーベル賞受賞者だから成績がいいと思ったら大間違い(笑)。小学生のころは優等生だったけど、中学生以降はスキーや卓球に明け暮れて大変な成績でした得意な教科は体育。理科や数学はまだよかったけど、英語や国語はまったくダメ。理屈を考えるのは好きだったけど、意味もなく暗記するのはまったく嫌いでした。

 親に「勉強しろ」と言われたことは一切ありません。ただ、僕が「こうしたい」と思うと、何も言わずに環境を整えてくれた。例えば「絵を描きたい」と言うと、知らぬ間に画材を買っておいてくれました。


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