3月2日に開催された第86回アカデミー賞で、長編アニメーション賞と主題歌賞のW受賞を果たし、公開直後から大ヒットとなった映画『アナと雪の女王』。映像もさることながら、劇中で使われた楽曲が素晴らしく、日本語吹き替え版でエルサ(=雪の女王)を演じた松たか子が歌う主題歌「Let It Go/ありのままで」も好評です。



 また字幕版で鑑賞した人の間では、オリジナル版でエルサ役を演じ、「Let It Go」を歌った「Idina Menzel(イディナ・メンゼル)」って誰? と検索する人も続出しているようです。

 イディナ・メンゼルは、これまでにもミュージカル『RENT(レント)』や『AIDA(アイーダ)』に出演経験があり、現在もブロードウェイで活躍中の女優です。最近ではドラマ『glee(グリー)』にも出演し話題を呼びました。



 彼女の女優人生を語る時に欠かせないのが、『WICKED(ウィキッド)』という大作ミュージカル。主人公の魔女を演じたイディナは、演劇界のアカデミー賞と言われるトニー賞で、見事、主演女優賞を受賞しています。2004年の授賞式で熱唱した代表曲「Defying Gravity」が忘れられないミュージカルファンも多いことでしょう。



 ところで、女優・イディナを一躍スターダムに押し上げた作品と言っても過言ではない舞台『WICKED』とは、どのような作品なのでしょうか? 同作は、名作『オズの魔法使い』の序章、いわば「エピソード0」に相当する作品です。オズに災いを招く西の悪い魔女・エルファバを主人公とした物語で、エルファバはどうして悪い魔女となってしまったのか? 生まれつき緑色の肌をしていたのは何故なのか? 等々、名作ファンタジーの裏側に隠された真実を描いております。



 『WICKED』も『アナと雪の女王』も、従来は悪役として描かれていた人物を、現代的なヒロインとして捉え直した作品です。複雑な役柄の心情をエモーショナルに歌い上げることで定評があるイディナ・メンゼルという女優の存在なしには、どちらの作品もここまでヒットしなかったかもしれません。



【関連リンク】『アナと雪の女王』公式

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